小国町で、コメの早生品種「瑞穂黄金」の稲刈りが行われた。
「瑞穂黄金」は、福島県会津地方の「ひとめぼれ」の圃場から発見された極早生米で、他の米に比べて1カ月ほど早く収穫を迎える。
小国町では2010年から生産が始まり、今は2軒の農家が合わせて3ヘクタールで作付けを行っている。
小国町舟渡の佐藤義昭さんは24日、収穫時期を迎えていた広さおよそ1.5ヘクタールの田んぼに実った瑞穂黄金を一気に収穫した。
今年は7月の高温と少雨の影響で、田んぼに水を撒く作業をほぼ毎日行うなど管理には例年以上に苦労したが、今月上旬のまとまった雨が「恵みの雨」となったという。
(佐藤義昭さん)
「思ったよりは収穫できた。心配は水・雨(不足)だった。8月の5・6日に雨が降って本当に助かった。(消費者は)備蓄米とか古米を食べていると思うので、新米は美味しいんだと味わってもらいたい」
小国町の瑞穂黄金は例年並みの12トンほどの収穫が見込まれていて、来月上旬から県内のスーパーで店頭に並ぶ予定。