配管の中を進むロボット「メカモグラ」の操縦技術を競う大会が山形市で開かれ、全国各地から集まった参加者たちがタイムを競い合った。


透明なパイプの中を走り回っているのは配管の中を点検する産業用ロボットを元に開発された「メカモグラ」。

山形市の霞城セントラルで、その操縦の腕前を競う「世界大会」が行われ、東京や大阪など全国8地区の予選を勝ち抜いた24人が決勝トーナメントに臨んだ。

コースの総延長は30メートル。直径7.5センチの配管を組み合わせて作られていて、自由なルートでゴールまでの速さを競う。

メカモグラはタイヤやモーターなどを改造することができ、参加者たちは自分好みのメカモグラを作る楽しみを感じながら競技に臨んでいた。

(参加者)
「世界大会は3回目です。テクニカルコースなので速すぎてもよくないので丁度いいモーターに変更した。できるだけ高い順位を取りたい」

(参加者)
「大会を見てすごいと思ってお婆ちゃんに買ってもらった。こういうものを修理するのは大好き」

(参加者)
「1つの点検だけでスピードや上りが変わるのでそこが面白いし難しいところ。自分が一番最強だと思いながらやりたい」

メカモグラの世界大会は県内の設備会社などでつくるパイプロボット普及協会が
建設業界を身近に感じてもらおうと3年前から開催していて、年齢に関係なく挑戦できるのも魅力の一つとなっている。

さくらんぼテレビ
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