輪島の夏の風物詩、「輪島大祭」。2025年は2つの町が通常開催に近い形で祭りを行いました。「復興に向け心を一つに」。輪島の町は熱気に包まれました。

おととい。輪島大祭の始まりを告げたのは河井町にある重蔵神社の祭りです。2024年は能登半島地震の影響でキリコは9基のみで縮小して行われましたが、今年は地震前とほぼ同じ19基のキリコが町内を練り歩きました。そしてフィナーレには花火が。花火を企画したのは地元の有志たち。祭りのシンボルである松明を建てることは出来ませんでしたが、復興への願いを込めた花火が夜空を彩りました。

今年開催のもう一つの祭り鳳至町にある住吉神社の祭りです。

氏子:
町の方々たいまつを待っている方がいると思うのでその人たちが見て昔のお祭りを思い出していただければと思います。

2年ぶりに建てられたたいまつ。炎が上がった高さ10メートルほどある松明の周りを神輿が乱舞しました。松明が倒れると若者たちが一斉に御幣を奪い合う迫力のあるフィナーレとなりました。輪島の夏を彩る「輪島大祭」。復興に向け、町に再び活気を呼び込みました。

石川テレビ
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