福岡市南区の路上で倒れていた男性に心臓マッサージなどを行って救助した会社員の男性に25日、消防から感謝状が贈られました。
福岡市の南消防署から感謝状が贈られたのは、会社員の橋本浩明さん(60)です。
橋本さんは今年5月22日夕方、会社から帰宅中、福岡市南区の路上で突然倒れた男性を見つけました。
男性は血を吐いていて、呼吸も浅くなっていたことから橋本さんはすぐに119番通報。
救急隊を待つ間、たまたま居合わせた看護師の女性とともに声かけや心臓マッサージを行い、命を救ったということです。
橋本さんはこの1カ月前、偶然にも南消防署で行われた救命講習に参加していたと話します。
◆橋本浩明さん
「突然だったのでびっくりして頭が真っ白になったが、冷静な対応を指導していただいた講習の内容がすごく役立った」
南消防署の原口署長は、「1人でも多くの人に救命講習に参加してもらい、迅速で適切な応急処置を身につけてほしい」と話していました。