マッチングアプリで知り合った女性名義のアカウントからSNSで持ちかけられた投資話を信じ込み、福岡県中間市の52歳の男性が約3585万円相当の暗号資産をだまし取られたことがわかり、警察は相手への好意や恋愛感情を利用したロマンス詐欺事件として捜査しています。
折尾警察署によりますと中間市の自営業の男性(52)は今年4月、マッチングアプリで知り合った女性名義のアカウントの人物からSNSで「FX取引のやり方について調べたことはありますか」「NFT取引の基本的な知識とNFTの取引方法について説明するね」などと投資の話を持ちかけられました。
それに応じた男性は指示通りに暗号資産取引所のアプリや暗号資産の売買ができるアプリをインストールして、4月18日から8月12日にかけて10回にわたり合計3585万8300円を取引所に振り込んで暗号資産を購入し、それを指示されたアドレスに送ってだまし取られたということです。
警察はSNS型ロマンス詐欺事件として調べるとともに、
▽SNS・インターネット上の投資話には注意しましょう。
▽お金を送金する前に、まずは家族や周囲の人に相談しましょう。
▽SNSは、知らない人からの「友だち申請を拒否」「メッセージ受信を拒否」する設定にしておきましょう。
などと注意を呼びかけています。