記録的な大雨により、熊本市で車ごと川に流されたとみられる男性の大規模な捜索が、8月15日に行われた。警察や消防など約370人の態勢で、車が見つかった北区の井芹川などを捜索したが、新たな手がかりを含め発見には至らなかった。
新たな手掛かり含めて発見に至らず
一連の大雨で、熊本市北区貢町では60代の男性が車ごと西浦川に流されたとみられていて、8月12日に下流の井芹川で車が見つかった。

8月15日の捜索では、熊本市の消防局や消防団、警察、そして海上保安庁の合わせて371人が参加した。

捜索では男性が車ごと流されたとみられる周辺から、有明海までの約14キロの範囲を捜索したが、新たな手がかりも含め発見に至らなかったという。

熊本市消防局の古閑嗣人警防部長は「徒歩ではもちろんだが、空からはヘリやドローン、海上では巡視艇あたりを導入して捜索を行った。発見したかったが、残念な結果で終わった」と述べた。

警察や消防などは、16日以降も捜索を続ける方針。
(テレビ熊本)