富山県内は午後から局地的に激しい雨が降り、富山市細入では1時間に100ミリの猛烈な雨となりました。

この大雨で道路の一部が冠水するなどの被害が出た他、JR高山線が運転を見合わせています。

県内は15日の午後から、局地的に発達した雨雲が停滞し、ところによって激しい雨となりました。

富山市細入地区では午後3時20分までの1時間に降った雨の量が100ミリに達し、災害が発生するおそれがあるとして「記録的短時間大雨情報」が発表され、猪谷で39.5ミリの雨を観測しました。

*リポート
「大雨によって山の土が道路まで流れてきています」

富山市片掛では、この雨の影響で、道路に面した崖から土砂が流れ出しているところもありました。

また、富山市庵谷の神通川上流も増水し川の流れが早くなっていました。

一方、富山市布瀬地区では。

川から雨水があふれひざ上まで道路が環水しました。

*付近住民は
「あそこの川がすぐあふれてくる。植木が水に浸っている」

富山市内の雨はすでに小康状態となっていますが、気象台は富山市に土砂災害警戒情報、大雨洪水警報、射水市に大雨警報を出し、今夜、はじめごろにかけて低い土地の浸水に、今夜、遅くにかけて土砂災害や河川の増水に警戒するよう呼びかけています。

この大雨の影響でJR高山線は楡原と猪谷間で午後3時過ぎから運転を見合わせていて、これまでに富山ー猪谷間の普通列車上下2本の運転を取りやめました。

現在は、越中八尾ー富山間で運転見合わせ中で、再開のめどはたっていません。

この集中豪雨で北陸自動車道の富山インターチェンジの入口が午後5時12分冠水のため一時閉鎖となりました。

富山テレビ
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