マダニが媒介する感染症、SFTSについて、2025年の感染者数は124人に上り、過去最多に迫るペースとなっています。
SFTS=重症熱性血小板減少症候群は、マダニに刺されることで感染し、発症したネコやイヌを通じて人に感染するケースも確認されています。
国立健康危機管理研究機構(JIHS)によりますと、2025年の感染者数は8月3日までで124人に上り、過去最多だった2023年の134人に迫るペースとなっています。
これまで西日本を中心に感染が報告されていましたが、2025年は北海道などでも初めて確認されています。
厚生労働省によりますと、国内でSFTSと診断された患者の致死率は27%となっていて、草むらなど、マダニが多くいる場所に入るときは、肌の露出を少なくすることを呼びかけています。