夏の高校野球、1回戦で栃木県代表の青藍泰斗と対戦した佐賀北は延長戦の末、5対4でサヨナラ勝ちし全国制覇した2007年以来の勝利をつかみました。初戦の相手は栃木代表・青藍泰斗。盗塁などを絡めた機動力が持ち味で35年ぶりの出場です。1点を追う2回、佐賀北は低めのきわどい球を見逃すなど鍛え上げた「選球眼」で青藍泰斗のエース永井からこの回3つのフォアボール。2アウト満塁の場面で2番山下。デットボールで同点に追いつきます。さらに3回、1アウト3塁で打席には6番片渕。レフトへのタイムリーヒットで勝ち越しに成功します。互いに点を奪い4対4で延長タイブレークへ。10回表、1アウト満塁のピンチを迎えた稲富は代打・須加から三振を奪い、打席には青藍泰斗のエース4番永井。【佐賀北高校・稲富理人投手】「10回の表を抑えられたら絶対自分たちに流れが来るって思っていた」稲富が連続三振を奪い、この回無失点に抑えます。【リポート・吉冨綾花】「10回表が終わり、同点の佐賀北。ここで1点とればサヨナラ勝ち。スタンドでは地面が揺れるような、声援が響いています。」そして10回裏、1アウトランナー満塁の場面。打席に立つのは2年生でこの夏レギュラーをつかんだ2番山下。【佐賀北高校・山下泰槻選手】「自分が決めるしかないなって気持ちで打席に立ちました」スクイズを成功させ佐賀北が５対４でサヨナラ勝ちし、全国制覇した2007年以来の甲子園での勝利となりました。【佐賀北高校・山下泰槻選手】「心の準備はしっかりできていて自信もってスクイズ決められました」【佐賀北高校・本村祥次監督】Ｑ次戦に向けて「打撃はしっかり徹底することができていたので守備のところでとれるアウトを確実にとるところを改めて次の試合まで再確認して徹底して臨みたい」佐賀北は２回戦で大分県代表の明豊高校と対戦します。
