幕末ごろの肥前の石炭産業について知ってもらおうという企画展が佐賀市で開かれています。

この企画展は、佐賀市の三重津海軍所跡が世界遺産に登録されてことしで10周年になることを記念して佐賀城本丸歴史館で開かれているものです。会場には、幕末ごろの肥前の石炭産業について知ってもらおうと蒸気船の燃料として使われていた石炭について書かれた書物や出土品などが展示されています。

<肥前国産物図考第七帖>こちらは、江戸時代の石炭の採掘について絵と文字を交えて紹介したもので、県の重要文化財にも指定されています。

<三重津海軍所跡出土石炭>このほか、三重津海軍所跡から実際に出土した石炭なども展示されています。

【佐賀城本丸歴史館学芸員・都留慎司さん】「幕末のころ佐賀や唐津の石炭が日本で一番採れていた。そのあたり一帯の石炭の歴史を改めて紹介しているのでぜひこの機会に感じてもらえたらと思う」

この企画展は、9月7日まで行われています。

サガテレビ
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