大雨により、鹿児島県民の生活への影響もまだ続いています。
そのひとつが断水です。
鹿児島県霧島市と姶良市では11日も給水所に多くの人が詰めかけていました。
坪内一樹キャスター
「午後2時。姶良市内の小学校です。自衛隊による給水作業が始まりました。住民の皆さんは車で給水に訪れていまして、ズラーッと車の長い列が出来ています」
姶良市の松原なぎさ小学校です。
自衛隊の給水車から給水袋やポリタンクに次々と水が注がれていきました。
こちらの小学校は9日土曜日から給水所として開設されていて、車で直接、給水車に横付けでき、重い水を持ち運ぶ労力が軽減できます。
給水に来た人
「お隣さんの分まで持ってきたから(タンクが)いっぱいになった」
Q.水が出なくて一番困ることは?
「お風呂とトイレ。食事は(レンジで)チンできるけど」
Q.水はいつから出なくなった?
「8日の夕方から。それまで普通に出ていた。(断水の)意識はしていなかった。急に出なくなった」
姶良市によりますと、現在も約1万6千戸で断水が続いていますが、加治木地区の早いところで8月15日頃の復旧を見込んでいるということです。
一方、同じく断水が続く霧島市では11日も給水作業が行われていました。
霧島市では、破損していた水道施設の仮設水道管の工事が11日未明に完成し、配水池への貯水ができるようになりましたが、空気の圧力で水道管が破損しないよう段階的に配水するため、通常通りの水道に戻るにはしばらく時間がかかるということです。
断水発生から4日目ということですが、影響が続いています。
そうした中、大雨の影響で休館していた姶良市温泉センター「くすの湯」(姶良市蒲生町)は12日から営業を再開するということで、姶良市では断水の影響が続いているため、当分の間、入浴料無料で利用できるとしています。