中国地方で熱戦が続くインターハイ(全国高校総体)。

10日は広島で剣道競技が行われ、春の全国高校選抜で鹿児島県勢初優勝を果たした樟南が、全国2冠をかけて団体戦に出場しました。

団体戦は5人制で、厳しい予選を勝ち抜いた16校が決勝トーナメントに進出しました。

決勝トーナメント1回戦の相手は岡山代表の西大寺です。赤いたすきの樟南。先鋒は池田葵泉選手。序盤から果敢に攻めます。

得意のメンを連続で決め、2本勝ち。チームを勢いづけます。

しかし、次鋒戦でタイに持ち込まれ、相手のペースに飲まれます。

1勝2敗であとがない状態で迎えた大将戦。主将・里心乃花選手に託されます。

3年生の里選手、積極的に技を繰り出します。しかし、思うように1本が決まらず、その後、相手に胴を決められ勝負あり。

高校2冠を目指した樟南ですが、決勝トーナメント1回戦で敗退となりました。

悔し涙の止まらない選手たちに猪俣征子監督は「広島に入ってから調整をして、気持ちを強く持って試合に臨んだと思う。その結果なので、悔いることはないんじゃないかな。堂々と胸を張って鹿児島に帰ればいい」と声をかけました。

樟南高校女子剣道部 3年・里心乃花主将
「もっとできたんじゃないかという気持ち。強くなることに一生懸命な後輩たちなので、とにかく自分たちらしく強くなっていってほしい」

樟南高校女子剣道部 2年・大城捺音選手
「先輩たちが結果を残すことで大きな大会を経験できたので、この悔しさをバネに練習をもっと頑張って2026年は選抜だけじゃなくてインターハイでも2025年よりいい結果を残せるように頑張りたい」

また男子個人では鹿児島商業高校3年の西寿弘選手が銅メダルに輝きました。

鹿児島商業高校 3年・西寿弘選手
「しっかり相手に食らいついていけたので良かった。本当に最後だったから優勝はできなかったけど、しっかり3位という結果を出せたので良かった」

鹿児島テレビ
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