今週は夏をさらにアツくするダート&芝のW重賞が行われる。
新潟では3歳ダート重賞レパードS・GⅢ。1着馬に10月のジャパンダートクラシック・交流G1(3歳ダート3冠最終戦)への優先出走権が与えられる。一方の中京では、芝の短距離決戦、CBC賞・GⅢ。ここを制し、9月のスプリンターズS・GⅠへ向かう馬も多い。
秋につながる走りを見せるのは、いったいどの馬か。
ダート初挑戦Vへ!ヴィンセンシオ
夏の新潟、開幕を飾った関屋記念・GⅢで芝1600mのレコード記録が更新。さらに、先週のアイビスSD・GⅢでは、2002年にカルストンライトオが計時した芝・直1000mのスーパーレコード「53秒7」に並ぶ記録が出た。
新潟を大いに盛り上げた芝重賞に代わって、今週は3歳ダートの登竜門、レパードS・GⅢが行われる。

今回、初のダート挑戦となるヴィンセンシオは、デビューからの4戦、芝で実績を積み、2走前の弥生賞ディープ記念・GⅡでは2着に好走した。
過去、レパードSで初のダート挑戦だった馬は6頭いるが、最高は2着(2015年ダノンリバティ)だったが、ヴィンセンシオには史上初ダート初挑戦Vへの期待が高まる。

なぜなら、ヴィンセンシオは世界のダート王フォーエバーヤングと同じリアルスティールを父に持つ超良血。そして、先週のアイビスSD・GⅢで2025年の重賞6勝目を飾ったC.ルメール騎手(46)が手綱を握る。
戸崎圭太、連覇なるか!ジャナドリア
2024年8月、レパードSの舞台である新潟ダート1800mでデビュー勝ちしたジャナドリア。

新馬勝ちの勢いのまま3連勝で雲取賞・交流GⅢを勝利し、3歳ダート3冠初戦の羽田盃・交流GⅠに挑むも3着に敗れた。
レパードSは3歳ダート3冠の最終戦のジャパンダートクラシック・交流GⅠのトライアルレースに指定されており、ライバルに追いつき追い越すため、ここは負けられない一戦となる。

今回は、2024年にこのレースを制した戸崎圭太騎手(45)との初タッグ。歴代最多のレパードS 3勝を挙げるスペシャリストが勝利へと導くか。
スプリント界の新星候補!ヤマニンアルリフラ
秋の大一番スプリンターズS・GⅠに向けた戦いCBC賞が中京で行われる。
近5年の勝ち馬は、2020年から13番→8番→2番→7番→6番人気となっており、人気馬の苦戦が続く短距離決戦だ。

7月に小倉で行われた北九州記念・GⅢで重賞初制覇を飾ったヤマニンアルリフラは、現在3連勝中と勢いに乗る4歳の新星だ。重賞連勝で夏のスプリント王の座につき、秋のスプリンターズS・GⅠへ弾みをつけられるか!?
連覇なるか?ドロップオブライト
2024年にこのレースを制し、福永祐一厩舎に初タイトルをもたらしたドロップオブライト。

それから5戦、勝利から遠ざかっているが、前走の北九州記念・GⅢでは勝ち馬と0.4秒差の6着、復活の兆しを見せた。
今回は、ともに2024年のCBC賞を制した幸英明騎手(49)と3戦ぶりのコンビで連覇に挑む。
8月10日(日)、CBC賞は午後3時35分、レパードSは午後3時45分に発走する。
「みんなのKEIBA レパードS・GⅢ&CBC賞・GⅢ」
8月10日(日)午後3時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/