テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「気温で変わる 食べたいスイーツ」をテーマにお伝えする。

6日も危険な暑さとなった。宮崎県内には5日連続で熱中症警戒アラートが発表されていて、暑さも気象災害の一つと言えそうだ。6日は県内で熱中症の疑いで6人が搬送されている。消防によると軽症4人、中等症1人、症状がわからない人1人となっている。中等症の男性は、宮崎市で屋外で作業中に気分が悪くなって病院に搬送されたという。暑さへの十分な対策が必要だ

熱中症対策に一つに、冷たいものを摂取して、体の内側から体を冷やすという方法がある。暑いと冷たいアイスやかき氷などが食べたくなるが、アイスに意外なことが起こっているようだ。#Linkコメンテーター、やお九州の服部学さんによると、「暑すぎるとアイスクリームが売れない」こともあるそうだ。
日本アイスクリーム協会が行った調査によると、それぞれの気温で食べたいスイーツの順位が変わっていることがわかる。20℃の時は、濃厚な味のアイス。25℃から30℃の時は、さっぱりしたアイス。そして35℃くらいの猛暑になってくると、かき氷が欲しくなる、という事だ。
気象会社は、気温に合わせて「そろそろアイスを仕入れた方がいいですよ」「そろそろかき氷を仕入れた方がいいですよ」とアドバイスするというサービスも行っているが、そのぐらい、お天気と経済は密接な関係がある。
そして古山予報士は、「宮崎のアイスクリーム屋さん、この先忙しくなりそうですよ」と続ける。

6日は県内8つの地点で35℃以上の猛暑日となった。まさに「かき氷日和」だったが、7日は立秋。暦の上では秋が始まる。この暦に合わせたように気温が下がってきそうだという。7日以降の最高気温は、高いところでも33℃、そして高千穂では30℃に届かない予想となっている。まさに「アイス日和」と言えそうだ。

気温が低くなる原因は、前線の接近だ。ここで「宮崎弁DEてげてげ天気予報」のコーナー、17回目は「日南市」編。面積が広い宮崎県では、同じ県内でも言葉が若干違う。古山予報士自身の勉強のための挑戦でもあり、26市町村制覇を「あいうえお順」で目指している。
「なんかいきなし雨が降っきたり 雷が鳴ってくっかいよ くりぃ雲が見えたら はよ避難せんといかんど」
翻訳すると
「突然雨が降ってきたり 雷が鳴ったりするから 黒い雲が見えたら 早く避難しないといけないよ」
7日は県内山沿いを中心に、8日になると広く沿岸部でも雨が降るので、雨の降り方に注意が必要だ。
(テレビ宮崎)