2024年に紅白歌合戦に初出場を果たすなどして注目されている若手演歌歌手の新浜レオンさんが、7月22日に鳥取県を訪れた。その目的は動画の撮影で、新浜レオンさんのダンスを生かした動画で、鳥取県の魅力発信に一役買うことになった。話題を集めている「WAKIWAKIダンス」とゆかりの深い北栄町では、名探偵コナンくんとのタッグも実現した。
「全てあげよう」がヒット 注目演歌歌手の新浜レオンさんが鳥取に
鳥取空港に姿を見せた演歌歌手の新浜レオンさん。
2019年にデビューしたあと、2024年に木梨憲武さんがプロデュース、所ジョージさんが作詞・作曲を手がけた「全てあげよう」がヒット。そして大みそかの紅白歌合戦に初出場を果した注目の演歌歌手だ。
その新浜さんが今、話題を集めているのが「WAKIWAKIダンス」。
アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマを担当、江戸川コナンたち少年探偵団のメンバーが曲に合わせて踊り、SNSを中心に人気を集めている。
今回はその動画撮影のため、「名探偵コナン」の作者・青山剛昌さんのふるさとである鳥取県にやってきた。
最初のロケ地は鳥取空港…愛称は「鳥取砂丘コナン空港」だ。空港内には鳥取空港とコナンの登場キャラクターを組み合わせたイラストやオブジェなどが至る所に。そんなコナン尽くしのフロアで地元のダンスサークルの子どもたちと一緒に撮影に臨んだ。
一緒に踊ったキッズダンサーは「レオンさんに会えてうれしかった」と話し、満足そうな表情を見せていた。
鳥取砂丘で「WAKIWAKIダンス」大阪・関西万博を呼び水に！
そしてレオンさんが次に向かったのは…。
新浜レオンさん：
これはすごい。初砂丘！よろしくお願いします。
鳥取砂丘だ。
太陽が容赦なく照り付ける中、鳥取県の職員と一緒にダンス！
実はこの動画撮影は、大阪・関西万博の来場者に鳥取県へ足を運んでもらおうと県が展開している「とっとリアル・パビリオン」の一環として企画されたもの。
コナンにちなんだ新浜さんのダンス動画をきっかけに鳥取の魅力を全国に発信する。
新浜レオンさん：
もう最高ですね。もちろん暑いんですけど、そんな暑さを忘れるくらいこの景色と一生懸命覚えて下さった皆さんと踊った時間。これはうれしかった。
参加した鳥取県職員は、撮影のために毎日練習したということで、「練習の成果が発揮できて、皆さんと一緒に楽しく踊れたのでよかった」と話すとともに、「めっちゃカッコいい。僕もレオンさんの様になりたいなと思いました」とレオンさんの人柄の虜にもなったようだ。
「名探偵コナン」の“聖地”でファンと共演
続いてやってきたのは県中部に位置する北栄町（ほくえいちょう）のマンガ・アニメミュージアム青山剛昌ふるさと館。
「名探偵コナン」の原作者で北栄町出身の青山剛昌さんにちなんだ資料館。国の内外から「聖地」として多くのファンが訪れている。
ここで一緒に踊るのは…。
名探偵コナンくん！
この日は、事前の告知で知ったという新浜さんのファンも大勢集まっていた。
ダンスのあとは子どもから大人までが殺到！ちょっとしたファンミーティングとなった。
参加したファンは、「写真を撮ってもらい、今までで一番の思い出になった」、「笑顔で楽しく踊れた」と弾むように話し、貴重な機会に大満足だったようだ。
ところで、取材したTSKの村上遥アナウンサーも、せっかくなのでダンスに参加。
そこに新浜レオンさんからもさっそく突っ込みが入った。
新浜レオンさん：
え？なんで踊ってくれてたんですか。
村上遥アナウンサー：
私も参加したいなと思い、つい入ってしまいました。
新浜レオンさん：
仕事を差し置いて…何よりも最大の仕事だったのでうれしかったです。完璧でした。
…と、村上アナウンサーのチャレンジを“笑顔”で許していただいたようだ。
鳥取県を東西に横断してロケ…レオンさん「特別な時間」
撮影チームは、中部から西部に移動…締めくくりの撮影の舞台は米子市の皆生海浜公園だ。
地元の旅館組合や市の職員も加わってレッツダンス！
ダンスをしながら鳥取県を東から西へ横断。長丁場の撮影も無事終わり、レオンさんも動画の出来に期待を膨らませていた。
新浜レオンさん：
名探偵コナンと言えば鳥取県が原点ですから、その場所で原点の皆さんと一緒に踊れた時間は僕にとっても特別で、鳥取から全国・全世界へ、どんどん発信したい、そう思う時間でした。
今回撮影された動画は、7月30日から8月中旬にかけて、レオンさんのYouTubeチャンネルや鳥取県の公式ティックトックなどで公開される。
（TSKさんいん中央テレビ）
