農林水産省は1日、「農業会とスポーツ界との連携に関する勉強会」の第1回を開いた。
小泉農林水産大臣のほか、元サッカー日本代表の中田英寿さんらが参加し、スポーツ界からの農業人材呼び込みを推進する取り組みについて議論が交わされた。
総務省の調査では、農業や林業の就業者は2024年の平均で180万人と前年から7万人減っており、10年前と比べると30万人減少している。
小泉農水大臣は会合の冒頭で、元Jリーガーや現役アスリートなど、スポーツ界から農業に参加する人材の例を挙げ、今後に期待を示した。
そのうえで、「知識や経験がないアスリートの皆さんにとって、就農のハードルは高い。この状況をどうクリアしていくかということも大事だ」として、「アスリートのセカンドキャリアの選択や、プロチームの経営基盤強化において、農業が選択肢となることで、農業界、スポーツ界、それぞれの課題解決に資するWin-Winの関係となることを目標とし、議論して行きたい」と述べた。