カムチャツカ半島沖で発生した地震により、現地では被害の報告が相次ぎ、一部でけが人も出ています。

カムチャツカ地方の地元当局によりますと、半島沖で発生した地震の影響で幼稚園の建物の一部が倒壊しました。当時、この建物は修理中で子どもたちはおらず、現場の作業員は全員避難してケガ人はいないということです。

カムチャツカ地方セベロクリルスク市では津波が到達し、水産加工場が水没しました。従業員は全員避難して無事だということです。

また、地元メディアはカムチャツカ地方の空港の天井パネルの一部が剥がれ落ち、女性1人が負傷したと伝えるなど、カムチャツカ地方で数人が負傷したと伝えています。

ロシア国立の研究所は今回発生した地震は1952年以来、最も強い地震だと明らかにしました。

現地の非常事態相は当局の職員がカムチャツカ半島南東部の観測所で、3メートルから4メートルの津波を目視で確認したと明らかにしています。

ロシア当局は、カムチャツカ地方から実効支配する北方領土を含む千島列島全域にかけて津波警報を出し、住民らに対して海岸付近からの避難を呼びかています。

フジテレビ
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国際取材部
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