ニューヨーク地下鉄車内も浸水

アメリカ・ニューヨーク州で14日、地下鉄ホームで撮影されたのは激しく噴き出す大量の水だった。

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乗客たちが心配そうに見守っていたが、水は車内へと侵入してくる。

乗客は座席の上に乗ったり、足をあげてしのいでいた。

水浸しになった原因はニューヨーク州を襲った記録的な豪雨だ。

あちこちの道路が冠水し、車の行く手を遮っていた。中には半分水没し、動けなくなった車もみられた。

この時、ニューヨーク市では1時間で約50ミリの雨が降り、過去2番目に多い降水量だった。

隣州も住宅街まで冠水被害

一方、ニューヨーク州の隣、ニュージャージー州では、腰まで浸かりながら歩き続ける人の姿も。

街を走るバスは水をかき分けるように進んでいた。

別のバスの車内から見ると、まるでボートに乗っているようで、床も水浸しとなっていた。

住宅街にも容赦なく水が押し寄せ、激しい濁流は今にも橋をのみ込もうとしている。

州知事はこれまでに2人が死亡するなど、甚大な被害が出ていることから非常事態を宣言した。

アメリカ国立気象局は引き続き、激しい雨や洪水が発生する可能性があるとして注意を呼びかけている。
（「イット！」 7月16日放送より）