酒田市の美術館で、奇抜な発想から生まれた独創的なおもちゃや楽器を集めた展示会が開かれている。くだらないけど、面白い! 見るだけで楽しくなる展示会だ。
会場にズラリと並ぶ不思議なデザインのおもちゃや機械。
これらは全て、アートユニット「明和電機」が作った芸術作品だ。
明和電機は青い作業服を着用し、リーダーの土佐信道さんを「社長」、作った作品を「製品」と呼ぶなど、中小企業に似せたスタイルが特徴の、1993年結成の芸術集団。
会場には、くだらないけど面白い、そんなナンセンスな作品300点が展示され、実際に手で触って、音を出して楽しむことができる。
たとえば、お寿司の形をした電子楽器「スシ ビート」は押すだけで音楽が流れ、誰でもDJ気分を楽しむことができる。
そして、世界中で200万本を売り上げ、大ヒットした「オタマトーン」。
さらに会場には、8機のマシーンで音を奏でる自動演奏のコーナーも設置され、ライブを体験することができる。
(来場した人)
「エンジニアがこういうことをやるというのが好きで、とても面白かった」
「オタマトーンが一番かわいくて、身近なのでお気に入りでした。初めて見るものばかりですごく面白かった」
この展示会は酒田市美術館で9月7日まで開かれている。
期間中には、土佐社長による製品説明会やミニライブ・サイン会も予定されている。