オウム真理教の教祖、麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の妻と次男の自宅に埼玉県警が家宅捜索に入り、現金数千万円が見つかっていたことが分かった。
関係者によると、公安調査庁が3月、麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の妻と次男が暮らす埼玉県越谷市のマンションに立ち入り検査を実施しようとしたが、応じなかった。
そのため公安庁が埼玉県警に告発し、4月に家宅捜索したところ、室内からは現金数千万円が見つかったという。

公安庁が、松本元死刑囚の家族の拠点を立ち入り検査の対象としたのは異例。

妻と次男は、オウム真理教の後継団体・アレフに所属していないが、二男を後継者に据えようとする動きがあるとみられ、公安当局は見つかった現金の出所の解明を進めている。