テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「気象衛星ひまわり」についてお伝えする。

7月14日が何の日かご存知だろうか?実は「ひまわりの日」だ。「ひまわり」と言っても、花の「ヒマワリ」ではない。1977年の7月14日、日本初の気象衛星「ひまわり」が打ち上げられたことから、「ひまわりの日」として制定された。

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それではなぜ、日本初の気象衛星の名前は「ひまわり」になったのだろうか?気象衛星は、赤道の上空を地球の自転と同じ速さで回って、雲などを観測している。いつも地球の方を見つめて観測していることから、常に太陽を向いているイメージのヒマワリになぞらえて名前がつけられたそうだ。

その「気象衛星ひまわり」が撮影した衛星画像で、14日の雲の様子を見ていく。関東の南に見える大きな渦巻は台風5号によるもの。台風はこの後も北上を続けて、宮崎への直接の影響はなさそうだ。

いっぽう宮崎県を見ると、14日午前7時は、別の熱帯低気圧からの暖かく湿った空気の影響で宮崎県内に雨が強く降っている様子がわかる。

しかしその後、日中は雲が取れて、日差しの届いた時間が長くなったことも見て取れる。

「気象衛星ひまわり」の映像をさらにグローバルに見てみると、東の太平洋の海上に、ぽっかりと雲がないゾーンあることがわかる。夏の太平洋高気圧の影響で晴れているのだ。

15日の天気図を見ていくと、この太平洋高気圧が東にどんどん張り出してきて、日差しの届く時間が長くなりそうだ。南西の風が吹いてフェーン現象が起こりそうで、山沿いだけでなく沿岸部も猛暑日に迫る暑さとなりそう。引き続き、暑さ対策が必要だ。

(テレビ宮崎)

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