原爆で多くの犠牲者が出た長崎の小学校に贈ろうと、串間市の小学校で折られてきた千羽鶴が完成し、県原爆被害者の会に贈られました。

千羽鶴は長崎市の山里小学校に贈られます。
この学校は爆心地の近くにあり、およそ1300人が犠牲になりました。

串間市の北方小学校では6年生9人がおよそ1カ月かけて千羽鶴を折ってきました。
今日は児童の代表が1歳の時に長崎で被爆した県原爆被害者の会 串間支部の郡司正明さん(81)に千羽鶴とメッセージを託しました。

(郡司さん)
「きれいなのが出来たね。大変だったろう」

(北方小6年 奥浦妃南さん)
「みんなが戦争が続かないように願って千羽鶴を折りました。きれいな状態で山里小学校に届けてください」

(郡司さん)
「ありがとうございました」

(児童たち)
「よろしくお願いします」

(県原爆被害者の会串間支部 郡司正明さん)
「これ(千羽鶴)を私の命のある限り届け(続け)たいと。子どもたちもそれに応じて折ってくれると思うので、それを無にしないで届けていきたいと思います」

千羽鶴は郡司さんが8月9日に長崎市の山里小学校での「平和祈念集会」に参加し、届けられます。

テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。