7月20日に投開票される参議院選挙について、FNNが世論調査で中盤の情勢を探ったところ、与党が過半数維持に向け厳しい戦いとなっている一方、野党側では参政党が大きく議席を伸ばす勢いです。

調査は13日までの2日間、電話で選挙区と比例代表の投票先などを質問し、全国の有権者およそ3万4000人が回答しました。

自民党は、先週の調査でリードしていた「1人区」の半分ほどの選挙区で野党候補に接戦に持ち込まれるなど苦戦していて、比例では、改選の19議席に達するのが難しい状況です。

獲得議席は40台前半にとどまる情勢となっています。

公明党も改選3議席以上の選挙区に立てた候補者の多くが当落線上で、比例とあわせた議席が今回改選の14を下回る可能性が強まっています。

与党は、非改選とあわせた全体の過半数維持に必要な50議席の確保に向け、厳しい戦いとなっています。

野党側では、立憲民主党が選挙区で改選議席を上回る勢いですが、比例で伸び悩んでいて、20議席台の後半にとどまる情勢です。

日本維新の会は地盤とする近畿以外で支持の広がりがなく、現有の5議席前後にとどまるとみられます。

共産党は、東京選挙区でリードしていますが、他の選挙区や比例で苦戦していて議席を減らす情勢です。

一方、国民民主党は首都圏や東海の選挙区に優勢の候補者がいて、比例でも倍増の勢いです。

改選議席を大幅に増やし、目標の「16議席以上」に迫る情勢となっています。

れいわ新選組は、比例で複数の議席を獲得しそうです。

躍進する可能性が高まっているのは参政党です。

比例で全国的に勢いがあり、改選3以上の選挙区で先行する候補者も複数いて、現時点では議席を2桁に乗せる情勢です。

社民党と日本保守党は比例で議席を得る可能性があります。

全国的に接戦の選挙区が多く、投票の態度を決めていない有権者もいるため、今後、情勢が変わる可能性もあります。

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政治部
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総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。