テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、気になる「夏野菜」の状況についてお伝えする。

この夏は「猛暑」と「空梅雨」となっている。気になるのが、この夏の食卓はどうなってしまうのか?ということ。野菜の話なので、Linkコメンテーター「やお九州」の服部学さんとお伝えする。

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まず夏野菜。宮崎県内産の「ゴーヤ」「オクラ」「ピーマン」などは、そもそも暑さに強い野菜なので“順調”とのこと。ただ、「ホウレン草」「レタス」などの葉物野菜は価格上がるかもしれないとのこと。どうしてなのだろう?

服部さんによると、宮崎は暑すぎるので、葉物野菜や軟弱野菜は作れないのだという。このため県外から持ってこないといけないため、値段が高くなりがちとのことだ。

「果物」も、高温の影響を受けている。例えば「さくらんぼ」はお中元のシーズンで人気だが、今年は高温のため収穫が前倒しになっていて、早めに終わってしまうかもしれないとのこと。「トウモロコシ」も早めに出ているという。

いっぽう、空梅雨によって懸念されるのは「水不足」だが、今のところ宮崎県内では困っているという話は聞かないものの、「雨が欲しい」と、今後の雨に期待している状況との事だ。

このあとの週間天気図を見ると、夏の暑さをもたらしていた夏の高気圧は姿を消し、代わりに熱帯低気圧が存在感を増す。10日(木)から11日(金)にかけて、これまでの分を取り戻すかのようにしっかりと雨が降ってくれそうだ。農業用水も、これで一安心となるかもしれない。

(テレビ宮崎)

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