◆ミルウォーキー・ブルワーズ3-1ロサンゼルス・ドジャース 8日(日本時間9日午前8時40分試合開始、アメリカンファミリーフィールド)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは8日(日本時間9日)、敵地でブルワーズと対戦し、大谷翔平選手(31)は1番DHで先発出場。第1打席で7試合ぶりとなる31号ホームランを放った。
前日、ドジャースは先発の山本由伸投手(26)が1回をもたず5失点KOを喫するなど、ブルワーズに1-9と大敗し4連敗。大谷は4打数2安打1得点の成績だった。
ブルワーズの先発は今季3勝1敗・防御率3.20、6月のナ・リーグ最優秀新人に選ばれ“新怪物”との呼び声高いジェイコブ・ミジオロウスキー投手(23)。一方のドジャースは今季4勝0敗・防御率3.43、2日のホワイトソックス戦で史上20人目の通算3000奪三振を達成したばかりの“レジェンド”クレイトン・カーショー投手(37)が先発するという、全米注目の対決となった。
1回表、先頭打者の大谷はカウント0-2で3球目、141キロのカーブをフルスイングでとらえ、センターバックスクリーンへ7試合ぶり、31歳となって初となる31号先頭打者ホームラン。打球速度174.5キロ、飛距離131.4メートル、打球角度27度の豪快な一発でミジオロウスキーにいきなり洗礼を浴びせ、“怪物対決”で千両役者ぶりを見せつけた。ナ・リーグ本塁打王争いでは、この時点で2位のスアレス(ダイヤモンドバックス)に3本差をつけて首位を快走している。
ミジオロウスキーは2回まで5者連続を含め、6つのアウトを全て三振で奪う快投を披露。
3回表無死2塁で大谷の第2打席、カウント2-2で8球目の鋭く低めに曲がるカーブにバットは空を切り、空振り三振に倒れた。
4回裏1死1、2塁で5番ボーンにタイムリーが出て1-1の同点に。なおも1死1、3塁で6番コリンズの連続タイムリーヒットでブルワーズが2-1と逆転した。
6回表の先頭で大谷の第3打席、5回までに12個の三振を奪っているミジオロウスキーとの3度目の対戦となった。3-2フルカウントで7球目、内角への100マイル超えの直球を見送って四球を選び出塁。1死2、3塁となって4番パヘスのサードゴロの間に3塁から大谷がホームを狙ったが、タッチアウトとなった。
ミジオロウスキーは6回12奪三振、失点1で降板。一方ドジャースのカーショーも6回3奪三振、失点2でマウンドを降りた。
8回表1死走者なしで3番手ウリーベとの対戦となった大谷の第4打席。カウント1-1で3球目のシンカーを打って詰まった当たりのセカンドゴロに倒れた。
8回裏、先頭の1番フリリックがドジャース3番手イェイツからソロホームランを放ってブルワーズが貴重な3点目。
試合は9回表をクローザーのメギルが三者凡退に打ち取ったブルワーズが3-1で勝利。ドジャースは今季最長の5連敗を喫した。大谷は3打数1安打1四球、本塁打1、打点1、三振1の成績だった。