熊本市北区にある製薬会社・KMバイオロジクスは、新しい社長と会長の就任にあたり、6月20日に会見を開いた。

「持続的な成長と社会への貢献」

6月17日付で熊本市北区にある製薬会社・KMバイオロジクスの新社長に就任した髙橋洋匡さん。埼玉県出身の57歳で、グループ会社のMeiji Seika ファルマの執行役員などを務めてきた。

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髙橋社長は「世界中の人々に必要とされる医薬品を、いち早く開発し届けることで、KMバイオロジクスの持続的な成長と社会への貢献を、同時に果たしていく」と意気込みを語った。

髙橋新社長はこれまで中国やインド、タイに赴任した経験を活かし、KMバイオロジクスが製造するワクチンなどを、アジアを中心に世界に広めたいと話した。

「明治グループが一つになって進める」

また、前身の化血研の不正製造問題後に、2018年からKMバイオロジクスの初代社長を務めた永里敏秋さんは今回会長に就く。永里会長は立て直しを図ってきた7年間を振り返り、「縦割りだった組織をチームで動くように変え、従業員一人ひとりが力を発揮した結果」と評価した。

また、永里会長は「海外に販売していくことを、明治グループの医薬品セグメントが一つになって進めていきたい」と述べた。

永里会長は親会社でもある明治ホールディングスの医薬品分野のCOOにも就任する予定から、グループ一体となった運営を目指す考えを示した。

(テレビ熊本)

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