岡山市内を流れる河川で有害性が指摘される有機フッ素化合物PFASが、国の暫定指針値を超えて検出された問題で、市は周辺の井戸を使用している世帯を対象に水道に切り替えるための費用を補助すると発表しました。

岡山市では2024年8月から2025年2月までに北区の御津地区と足守地区を流れる川の34カ所で国の暫定指針値を超えるPFASが検出されました。

これを受け、岡山市は指針値以上のPFASが検出された際、近くの井戸を使う世帯に対し、水道に切り替えるための整備費用を補助する制度を新たに設けるということです。補助金額は60万円を上限とした費用の4分の3で、PFASが暫定指針値を超えたことが分かってから1年間申請を受け付けます。

市は6月中にこの制度を始める予定で、市民の健康への不安を払拭したいとしています。

岡山放送
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