県教育委員会は長崎市内の小学校の女性教師が2024年度、児童が受けたテストを採点せず、クラスのほとんどの児童が通知表を訂正することになったとして、戒告の懲戒処分とした。
テストのほとんどを採点せず
戒告の懲戒処分を受けたのは、長崎市立小学校の46歳の女性教師。
県教委によると女性は2024年度、受け持った小学3年生のクラスで2024年6月ごろから2025年3月までにテストのほとんどを採点せず、校内や自宅に保管していた。
「テストの返却が少ない」保護者からの指摘で発覚
2025年3月、クラスの児童の保護者から「テストの返却が少ない」と連絡を受け、事態が発覚したということだ。
本来、実施すべきテストは4教科68種類あったが、女性のクラスではあわせて50のテストが採点されていなかったり、児童に返却されていなかった。

結果、約30人のうち2人を除くほとんどの児童の通知表を訂正し、4月に再交付したということだ。
女性は「授業の進捗管理を適切に行えず、テストの採点や返却に時間を割けなかった」などと話している。
(テレビ長崎)