赤磐市が進めている新しいまちづくり構想で、新事実です。船舶用プロペラ大手のナカシマプロペラなどを傘下に持つ岡山市のナカシマホールディングスの子会社が、以前からエリア内に本社移転を計画していたことが分かりました。

6月17日に開かれた赤磐市議会の常任委員会で明らかになりました。

本社移転を計画しているのは岡山市東区の人工関節製造・ナカシマヘルスフォースです。2025年4月に就任した赤磐市の前田市長や委員会のメンバーらが6月12日にナカシマヘルスフォースを訪れ、本社の移転計画を友實前市長に伝えていたことを聞いたということです。

新拠点構想は山陽自動車道・山陽ICの北西約1キロにある河本・岩田地区に企業や商業施設を誘致し、道の駅などを整備する計画です。友實前市長が誘致の目玉として掲げていたのが会員制大型ディスカウントストア「コストコ」で、ナカシマヘルスフォースの本社移転計画については議会に説明していませんでした。

(赤磐市 前田正之市長)
「それぞれの優良企業の気持ちや進出のスケジュール感など具体的なものを今まで伝えられていなかった。全て正しく説明し、理解してもらい新拠点整備事業を進めるべきだと感じている」

赤磐市議会は市側に対し、これまでの交渉経過について情報開示するよう求めました。

岡山放送
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