きれいな瀬戸内海へと、環境保全を訴えます。海ごみをテーマにした水族館を企画し、7月、大阪・関西万博でプレゼンする香川県の小豆島の高校生が6月15日、島で水族館の試験展示を行いました。

魚が泳ぐ水槽の周りに展示されているのは、海に捨てられていた「ごみ」。その名も、「海護美水族館」です。海ごみをアートとして展示することで、環境保全について考えてもらい、海ごみの削減につなげようと、小豆島町の小豆島中央高校の生徒が企画しました。

試験展示は、構想の1割程度の規模で行われ、今回寄せられた意見などをもとに、2026年夏ごろの正式なオープンを目指すということです。

香川県によりますと、瀬戸内海に流入する海ごみは、年間約4500トンに上るということです。

(海護美水族館を企画 平田ひなさん、田口未空さん)
「香川・小豆島だけでなく、隣県の人が水族館に来たり、違う県で開催されたりして活動が広がり、瀬戸内海のごみが減っていけばいい」

この取り組みは、高校生が世界に向けて提言する「高校生MIRAI万博」の優秀賞に選ばれていて、生徒たちは7月、大阪・関西万博で水族館の構想をプレゼンする予定です。

岡山放送
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