◆ロサンゼルス・ドジャース5-4サンフランシスコ・ジャイアンツ 15日(日本時間16日午前8時10分試合開始、ドジャー・スタジアム)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは15日(日本時間16日)、ホームでジャイアンツと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。3安打を含む4打席4出塁の活躍で勝利に貢献した。
1勝1敗で迎えた同地区のライバル同士の3連戦。ドジャースがナ・リーグ西地区首位、ジャイアンツが1ゲーム差で2位につける。大谷は前日、11試合ぶりとなる24号、そして日本選手初のMLB通算250本塁打となる25号と、1試合2発のホームランを放っている。
ドジャースは今季3勝4敗、防御率4.46のメイ投手、一方ジャイアンツは今季1勝0敗、防御率4.50のジェレ投手が先発した。
1回裏、「父の日」仕様の青いバットを持って先頭打者で第1打席に入った大谷は、初球の外角シンカーをとらえライト前ヒットで出塁。1死満塁となって5番パヘスのライトへの犠牲フライで大谷が3塁からホームに還り、ドジャースが1点を先制した。
2回裏、9番エドマンにソロホームランが飛び出しドジャースが2点目。2死走者なしで迎えた大谷の第2打席はストレートの四球で出塁したが、2番ムーキー・ベッツが三振に倒れて1塁残塁となった。
4回表、ジャイアンツは2死1、2塁で9番コスがタイムリーヒットを放ち1-2。なおも1、2塁で1番イ・ジョンフにタイムリー三塁打が出て3-2と逆転した。
5回裏、先頭で大谷の第3打席。ジャイアンツ2番手ルケーシーが投げた初球のカーブを逆らわずレフトに打ち返してヒット。2試合連続のマルチ安打をマークした。2死1、2塁となって5番パヘスのスリーランホームランが飛び出し、ドジャースが5-3と逆転。大谷もホームに生還し、両リーグトップ独走の今季73得点目を挙げた。
7回裏、大谷の第4打席はジャイアンツ4番手ミラーとの対決。カウント1-1からの3球目のシンカーを引っかけてファーストへのゴロとなったが、大谷の足が速く内野安打でこの日3本目のヒット。続く2番ベッツのサードゴロでダブルプレーとなり、得点はならなかった。
8回表、ジャイアンツは代打ジョンソンのソロホームランで4-5と1点差に迫る。
試合は9回を4番手投手スコットが締めたドジャースが5-4と接戦を制し、2勝1敗でカードを勝ち越してナ・リーグ西地区首位を堅守。大谷は父親になって初めて迎えた「父の日」に3打数3安打1四球、得点2の大活躍で勝利に大きく貢献した。