6月11日に岡山で販売が始まった随意契約によって調達された政府の備蓄米。その備蓄米の販売が香川県内でも始まりました。
(早川祐貴記者)
「数量限定の販売ということで、店の外には整理券を求めるお客さんで行列ができています」
高松市のスーパー、マルナカパワーシティレインボー店です。店内には2022年産の古古米5キロ入りが500袋用意され、1袋税込2138円で販売されています。
マルナカを運営する広島市のフジを含むイオングループでは随意契約による備蓄米を約2万トン調達していて、販売態勢が整ったとして中四国と兵庫県の20店舗で6月12日から備蓄米の販売を始めました。整理券は早々に配布終了となり並んでいた人たちが備蓄米を買い求めていました。
(購入した人は…)
「うれしい。安く買えたから。普通のご飯はだいぶ高いから、安く買えたらうれしい」
「ほかの物も高くて大変。やっと買えた」
「今コメが高いのでやはり(備蓄米は)安い。どんな味か楽しみ」
フジでは今回の20店舗以外の店については6月中旬以降順次、販売を開始したいとしています。
改めて全国のコメの価格を見ていきます。農林水産省によりますと、5月26日から6月1日の週の5キロあたりの平均価格は、前の週より37円安い4223円でした。2024年11月以来の2週連続での下落となりました。
この結果に、岡山・香川でも2000円前後で販売が始まった随意契約の備蓄米は含まれていません。安い備蓄米の販売を受け、全体の価格が下がる可能性が指摘されています。