讃岐平野ではこれから新米の田植えシーズンが本格化します。水の安定供給と五穀豊穣を祈る香川用水の「水口祭」が6月11日、三豊市で行われました。

三豊市の香川用水記念公園で行われた水口祭には、関係者ら約570人が参加しました。水口祭は、香川用水がかんがい期に入る毎年6月11日に行われているもので、神事を行ったあと、水路に神酒を注ぎ、水の安定した供給と五穀豊穣を祈りました。

1日当たりの農業用水の取水量は、11日から3倍となる約39万トンに増え、県内8市6町の農地を潤します。香川用水の水源、高知県の早明浦ダムの貯水率は現在、100%となっています。

(香川用水土地改良区 五所野尾恭一 理事長)
「久しぶりにたくさんの雨の中で行われて、水口祭にとってはふさわしい天候だと思う。水を田畑にかんがいする者にとっては、水がたくさんあることは喜ばしい」

11日は、地元の伝統芸能、財田鍬おどりなども奉納されました。

岡山放送
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