陸上の学生日本一を決める「日本インカレ」が6月8日まで岡山市で行われ、郷土ゆかりの選手が活躍しました。1959年以来66年ぶりに岡山で開催された日本インカレ。男子200メートル決勝に環太平洋大学4年の大橋明翔(あきと・21)が出場しました。

岡山開催で、いつも以上に気持ちが入っていたという大橋。大混戦で、最後まで勝負の行方が分からない中、左から2番目、青と黒のユニホームの大橋が前に出ます。果たして結果は。

◆佐々木清翔選手(岩手大2年)と大橋明翔選手が同着1位を表示する電光掲示板

大橋の記録は20秒90で、岩手大学の選手と並んで同着で優勝しました。

(環太平洋大4年 岐阜出身・大橋明翔選手)
「高校生の頃はインターハイも出ることができなくて日本一になる機会を逃してしまったんですが、ここで初めて取ることができました。インカレで1番になりたかった。岡山で取ることができてすごくうれしいです」

女子砲丸投決勝には、4月の日本学生個人選手権で優勝した岡山商科大学3年の奥山琴未(20)が出場しました。2回目の試技で15メートル31を記録し、その後、14メートル台が続きましたが、最後の6回目に。この日、最高の15メートル35を記録し、地元・岡山で日本一に輝きました。

(岡山商科大3年 岡山市出身・奥山琴未選手)
「納得のいく結果では無かったですけど、地元・岡山で成績を残せたのが良かったと思います」

男子砲丸投決勝には、環太平洋大学3年の泊瑶平(21)が出場。記録は16メートル74で3位に入りました。

(環太平洋大3年 大阪出身・泊瑶平選手)
「優勝は届かなかったんですけど、表彰台に乗ることができたので及第点かなっていう感じです」

大会初日の男子1万メートル決勝には岡山市出身で青山学院大学4年の黒田朝日(21)が出場。箱根駅伝での活躍のほか、2月には初マラソンで日本学生記録を更新した黒田は、地元のレースでも優勝争いを繰り広げます。黒田は、28分9秒18で、日本人トップの3位に入りました。

(青山学院大4年 岡山市出身・黒田朝日選手)
「久しぶりに地元に帰ってきてのレースっていうことで、すごく充実した気持ちでレースに臨むことができたかなっていう風に思います」

大会2日目の男子100メートル決勝には津山市出身で筑波大学大学院2年の木梨嘉紀(23)が出場。一番右端の水色と白のユニホームの木梨は、抜群のスタートで前に出ると、後続の追い上げをしのぎ、そのままフィニッシュ。10秒31で優勝し、最後のインカレを有終の美で終えました。

(筑波大大学院2年 津山市出身・木梨嘉紀選手)
「人生最後の日本インカレが地元の岡山であったので非常にうれしかったです」

岡山放送
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