国は人口の動態統計を発表し、岡山・香川ともに出生数が過去最少を更新したことが分かりました。少子化対策をさらに強化するとしています。
岡山県の2024年の出生数は1万926人で、過去最少を更新しました。1人の女性が生涯に産む子供の推定人数を示した合計特殊出生率は1.27となり、全国平均を0.12上回りましたが、こちらも過去最低を更新しています。
岡山県の伊原木隆太知事は、「これまでもさまざまな対策を講じてきたが一朝一夕に解決できない困難な課題であると改めて感じた。今後も市町村や企業などと連携しながら少子化対策に全力で取り組む」としています。
一方、香川県の2024年の出生数は5059人で過去最少を更新しました。また、合計特殊出生率は1.36で全国平均を0.21ポイント上回ったものの、こちらも過去最低を更新しています。
香川県は、「出生数と出生率の低下に歯止めをかけられるよう引き続き少子化対策に取り組んでいきたい」としています。