物価高騰の波は牛乳や乳製品にも及んでいて、消費の落ち込みが課題となっています。生乳の生産量が中四国トップの岡山県では、生産者の団体が消費を促すPR活動を行いました。
活動を行ったのは、おかやま酪農業協同組合です。6月6日、伊原木知事を訪問し、PR用の県産牛乳3000本とヨーグルト2000個の目録を手渡しました。
生乳の生産量が2024年は約10万7000トンに上り、中四国トップを誇る岡山県。飼料価格の高騰などで、出荷する牛乳や乳製品の価格に転嫁せざるを得ず、厳しい状況になっています。
(おかやま酪農業協同組合 檜尾康知組合長)
「(牛乳などの価格上がり)消費が落ち込んでいる。何とか理解してもらい、おいしく新鮮な牛乳を届けているので皆さんにおいしさを味わってほしい」
県は、主催するイベントで贈られた商品を配り消費を促すほか、価格についても国などに働きかけを検討しています。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「食べる方、生産する方(双方に)安定的な価格がいいこと。皆さんと話をしながら、ちゃんとした価格が保たれるようにしたい」