2025年3月に岡山市南区で発生した大規模な山林火災について、岡山市は被害状況の調査結果を発表しました。焼失面積は486ヘクタールで、これまで発表していた暫定値より縮小したものの県内最大の被害となっています。
(岡山市 大森雅夫市長)
「損害は出ているが相当部分は復旧、早急に対応、早くもとの姿に戻ればいい」
2025年3月岡山市南区を中心に発生した山林火災について、岡山市は5月まで現地調査を行っていて、その結果、焼失面積は岡山市側が472ヘクタール、玉野市側が14ヘクタール、合わせて486ヘクタールだったことがわかりました。
これまで発表していた暫定値より約80ヘクタール縮小しましたが、記録が残る中で、県内最大の被害であることは変わらないということです。また、市が管理するため池からの取水パイプが1カ所、道路の標識など7カ所が焼失していて、7月中に復旧する予定です。
ほかにも、民家や道路に土砂の流出や落石の恐れがあるとして、県道長谷小串線など7カ所について、市は7月までに防護柵を設置するなどの対策を進めるとしています。