南海トラフ地震への対応や四国新幹線の早期実現など共通の課題について、四国4県の知事が意見が交わす四国知事会議が高松市で開かれました。
この会議は、各県の課題を共有し解決に向けた対策を話し合おうと、毎年、持ち回りで開かれています。高松市で開かれた会議では、人口減少対策や南海トラフ地震への対応などについて意見が交わされました。
この中で、四国新幹線の早期実現について香川県の池田知事は、国の国土強靭化計画の素案に四国新幹線を含む基本計画路線の整備促進が盛り込まれたことを明らかにしました。その上で、整備計画への格上げに向けた法定調査を早急に実施するよう国に求めることを申し合わせました。
また、人口減少対策については、財政力で施策に地域格差が出ないよう国にしっかりと支援してもらいたいなどの意見が出されていました。
(香川県 池田豊人知事)
「(国土強靭化計画は)意味のある計画なのでそれをステップにして来年度予算での法定調査の決定を求めていきたい」
四国知事会では会議で出た意見を取りまとめて、提言書として国に提出することにしています。