この3つが2:3:2の割合になるように1日の予定に振り分けていきましょう。

「スター状態」はフル回転で脳力を使う時間です。

神経をすり減らして脳力を最大に活用することになるので、どれだけ長くても1日に2時間が限界です。自分がプレゼンするなど主役となる場面に振り分けます。

1日のなかで脳力のペース配分していく(画像:イメージ)
1日のなかで脳力のペース配分していく(画像:イメージ)

「ノーマル状態」は、じっくりと物事に取り組む時間です。

フル回転に対して60%くらいの回転速度で取り組みます。深い思考が求められるタスクは、あえて落ち着いて行うことで、考慮の不足や失念などによる手戻りを防ぐことができます。 

「ノコノコ状態」は、省エネでペースを落として作業する時間です。

10%くらいの回転速度で、ほとんど考えなくてよいタスクにあたりましょう。具体的には自分がメインではない会議の参加、定型的な進捗報告の作成、簡単なメールの返信などです。

脳力を節約する方法

脳力の配分を考えるうえでは、「そもそもの必要な脳力を節約する」ことも重要です。

これまでノーマル状態でないとできなかったことをノコノコ状態でもできるようにすれば、1日のパフォーマンスを上げることができます。

ここでは、みなさんがすぐに取り組むことができるひとつの方法をご紹介します。