「朝一の会議は上司も同席するお客さん向けの会議だからトップギアで臨もう。その後はペースを落としてのんびり宿題をこなし、少し仮眠をとってから、ゆっくりメールをさばくとするかな。午後は進捗会議で発表があるからまたギアを上げよう。夕方の会議は自分がメインじゃないから少し息抜きタイムかな。終業前は平常運転で明日の計画を丁寧に整理して1日のタスクは完了」

といった具合です。もちろん、これを本当に言葉に出すと周囲から非難されることになるので、頭の中で行いましょう。

優秀な人も休んでいる

仕事なのに「息抜きタイム」だと思うのは失礼だ、と思われる方もいるかもしれません。

しかし、断言してもよいですが、どれだけ優秀な人も裏ではタスクによって「少しのんびり」「少し息抜き」することを考えながらバランスをとっているのです。

いつも全力疾走はデキる人でも難しい(画像:イメージ)
いつも全力疾走はデキる人でも難しい(画像:イメージ)

常に全力疾走することは、誰にもできないものだからです。

多くの方は、「仕事がデキる人は四六時中フル回転している」と勘違いしていますが、実際にはそうではありません。

きちんと休憩をとるから、重要な場面で全力を出せるのです。常にフル回転で全力ダッシュする必要はまったくないので、安心して緩急をつけるようにしましょう。

1日の“脳力”配分のすすめ

では、脳力のペース配分はどのように行うとよいのでしょうか?

おすすめは、頭の回転状態を3つに分類して振り分ける方法です。3つの回転状態とは、「スター状態」「ノーマル状態」「ノコノコ状態」です。