背丈の低い子供は、地面からの照り返しを受けやすいため、日差しとの“ダブルパンチ”で熱中症リスクも高まりやすいという。

「頭部への直射日光を遮るので、間違いなく使った方が良いと考えます」

子供に持たせたいなら

ただし、その際は次のような事故やトラブルにも注意してほしいそうだ。

危ない持ち方は避けよう(特集班撮影)
危ない持ち方は避けよう(特集班撮影)

・傘を横持ちや斜め持ちして、他の人に当たる
・傘を振り回して、周りの人や物にぶつける
・手すりなどに持ち手(ハンドル)をひっかけて遊び、傘を壊す

子供に持たせるなら、親が使い方を教えるなどして注意喚起しておこう。

最後に田中さんは、日差しが気になるなら服装も含めて対処しては、とアドバイスもする。

「長袖のブラウスや紫外線カット機能のある洋服を着る、日焼け止めを塗るなど、他のアイテムとの組み合わせも大事になってきます」

暑い日はしばらく続くだろう。自分に合った日傘を見つけて、夏場を乗り切ろう。

田中正浩(たなか・まさひろ)
全国の洋傘製造業者の有志で構成される「日本洋傘振興協議会」の事務局長。傘についての専門的知識の資格“アンブレラ・マスター”の取得者でもある。傘をより機能的に、心地よく使ってもらうための情報発信をしている。

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