では、どんな基準で選べば良いのか。田中さんにコツを聞くと「自分が日傘を使う目的や頻度」で考えてみるのがお勧めという。
まぶしさを防ぎたいなら遮光を、肌を守りたいなら紫外線カットを、汗をかきたくないのであれば遮熱を重視する、といった感じだ。

「毎日のように外を出歩くなら晴れ専用を。天気で傘の種類を変えるのが面倒なら、兼用タイプが良いかもしれません」
遮光・紫外線カット・遮熱の性能や、専用か兼用かどうかは、商品のタグやウェブサイトに記載されているので、参考にしてほしい。
活用したいなら差し方と管理が大切
そして日傘として最大限に活用したいなら、差し方や管理がポイントになるそう。
まず、差し方は「太陽と自分の間にちょうど傘が入る」のが望ましい。日差しの届き方は方角や時間帯で変わるので、日傘を傾ける角度をこまめに変えると顔や首をカバーしやすい。

そして管理では、劣化させないことが大切だ。毎日のように直射日光を受けると、遮光・紫外線カット・遮熱の性能が衰えてしまうことも。
「日傘の寿命は2~3年と言われますが、扱い方によっても変わります」
性能を保ちたいなら「使用後は暗く風通しの良い場所に保管しておく」「ぬれたら日陰に干して乾燥させる」と、ケアにつながるそうだ。