ちなみに買い替えのサインは「生地の折り目部分が黒っぽい筋になった」「生地の色にばらつきが出てきた」とき。日差しで焼け、劣化している可能性が高いという。

光の全てを遮ることはできない

また、使う上で覚えておきたいのが「光の全てを遮ることはできない」という点だ。

反射光などは日傘でカバーできないという(画像はイメージ)
反射光などは日傘でカバーできないという(画像はイメージ)

「日傘で防げるのは、光全体の20~30%程度と言われます。残りの70〜80%は地面や建物からの間接光や反射光、大気中の散乱光などでカバーできません」

そのため、傘としての扱いやすさ、デザイン、色、大きさ、価格などの要素も含めて“お気に入りの1本”を選んでほしいという。

ちなみに“フルスペック”の商品は、多くの加工が施されているため重くなりがち。折りたたみ式は構造が複雑で可動部分が多いため、長傘に比べて不具合が出るリスクが高いそうだ。

そんな日傘は「大人だけではなく子供にもお勧めできる」と、田中さんは言う。