ハンセン病療養所で進む入所者の高齢化「“虹波”人体実験」について証言できる人もわずかに…
長く閉ざされたハンセン病療養所で何が行われたのか・・・ハンセン病療養所入所者の高齢化に伴い、当時のことを証言できる人はわずかとなっている。

一方、国の責任で、園内に残された資料の保存を訴える声も強まっている。5月10日から熊本で開かれた、全国の入所者やハンセン病元患者家族も参加するハンセン病市民学会では原田学芸員が虹波の検証について話をした。

原田学芸員は今後の検証について「菊池恵楓園歴史資料館では資料整理、調査研究を進めてきて、その中で虹波という新しい課題、みんなで考え、検討するべき事柄も出てきた。このような事柄について 考えを深めていくことが結果として、ハンセン病問題について深く考えることにつながり、人権問題についての理解を深めていくことにもなると思う」と見解を述べた。
(岡山放送)
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