2025年11月に日本で初めて開催される聴覚障害者の国際大会、東京デフリンピックの陸上競技の日本代表が5月15日に発表され、岡山県勢の2人が内定しました。
岡山市の平林金属所属の佐藤秀祐選手は東京デフリンピックの陸上・男子走高跳の日本代表に内定しました。発表を一緒に見守った平林実社長から花束が贈られました。
佐藤選手は岡山市出身の21歳。2024年の世界選手権の走り高跳びで5位。最終選考会を兼ねた5月5日の日本選手権でも優勝し、デフリンピック初出場の切符を手繰り寄せました。
(平林金属 佐藤秀祐選手)
「まずはほっとした。うれしい。いつも応援してくれる人には感謝の気持ちを伝えたい。まずは自分の良い跳躍を見せて、一位を取って金メダルを取る姿を見せたい」
一方、岡山大学教育学部3年の石本龍一朗選手(20)は大学で学部の友人らと発表を見守りました。男子400メートルハードル日本代表に内定です。2024年10月にデフ陸上に出合い、2カ月後の日本選手権でいきなり大会新記録を出し優勝、5月6日の日本選手権では連覇を達成しました。
(岡山大学3年 石本龍一朗選手)
「めっちゃうれしい。プレッシャーも感じるが これまで育ててくれた両親に感謝しかない。これからも僕が走って結果を出すことで恩返しをしたい。(世界と)だいぶ走力の差があるので、デフリンピックまで半年(差を)埋められるように練習を頑張る」
日本で初めて開催される「東京デフリンピック」は2025年11月15日に開幕。郷土勢では、デフバドミントンの日本代表に、岡山市のノートルダム清心女子大学4年の片山結愛選手(21)が内定していて大舞台での活躍が期待されます。