高松市では戦争について学び、平和について考える集いが開かれました。戦争を体験した人などで作る実行委員会が、戦争の記憶を語り継ごうと毎年開いているもので、約130人が参加しました。
語り部として活動する人たちが自身の経験などを話しました。このうち、北方領土出身の高松市の元高校教諭、浄土卓也さんは、当時5歳だった1944年、ソ連軍の侵攻におびえ、家族とともに北海道に疎開しました。
こうした自身の経験から語り部として、戦争の悲惨さを伝える活動を続けています。浄土さんは、「二度と同じ過ちを繰り返してはいけない」と訴えました。
(参加した人)
「戦争のない世の中になるのが一番」
「大学を卒業した後も、平和学を学びたいので、少しずつ(戦争について)話せるよう、仲間づくりをしていきたい。」
(浄土卓也さん)
「戦争をしないためにも、子供に戦争を教えることが大事。」
主催者はこうした活動を通じて、戦争の悲惨さと平和の尊さについて考えていきたいとしています。