時短勤務による給与の減少は、新入社員並みもしくはそれ以下の水準になるケースもあります。「時短だと給与が保育園代にほとんど消えてしまい、何のために働いているのかわからなくなる」という声も聞かれます。
収入が減り、働きがいを失うことで、将来的なキャリアへの不安が大きくなるのです。
業務面では、勤務時間は短くなっても仕事量は変わらないというジレンマが存在します。仕事への意欲から持ち帰り仕事を増やしてしまい、実質的にフルタイム勤務と変わらない労働時間になってしまうことも少なくありません。

一方で、時短勤務者への時間外労働を制限している企業では、仕事が滞ったり、他のメンバーへの負担が増加したりする課題も生じています。
時短勤務制度そのものが悪いわけではありません。しかし、時短勤務が長期化することで、成長機会を失い、本来のキャリアに戻れなくなるリスクがあるのです。
一時的な選択のつもりでも、その後のキャリアが制約される可能性があるため、選択する際には慎重に考える必要があります。
短期・長期でキャリアの見直しを
では、どうすればよいのでしょうか?