埼玉・八潮市や越谷市で相次いで目撃された、“左手のない二足歩行のサル”が、ついに東京都内へ。そして、歩き方にも変化が現れていたようだ。

横断歩道を二足歩行で…

23日午後2時半、西東京市で捉えられたのは、雨が降る住宅街を“二足歩行”するサルの姿。

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ずぶ濡れになりながらも、しっかりと歩いている。

その後、すぐそばの畑に侵入したサルは…。

撮影者:
あいつスゴいな、こうやって移動してるんだ。食べてる、食べてる。

作物をつまみ食いしながら畑を堂々と横断し、埼玉・新座市方面へ…。

この直前、近隣の指圧治療院では、軒先から「干し柿」が盗まれていた。

干し柿を盗まれた指圧治療院:
左手がない感じのお猿さんだったけど、器用に食べちゃった。

先週末、埼玉・八潮市や越谷市で相次いで目撃された、“左手のない二足歩行のサル”が、東京都内へ。

22日、その姿は東京・練馬区に。
歩道を横切ったサルが、横断歩道を二足歩行で渡っている。

ところが信号は「赤」。目撃者も一瞬、ヒヤッとしたという。

目撃者:
車もたぶんサルに気づいたと思うんですけど、なんとか無事に渡りきった。

“信号無視したサル”は車の屋根で一休みした後、塀に飛び移り、目撃者の目の前を小走りで通り過ぎると、住宅街へと姿を消した。

23日朝も練馬区内で目撃が相次ぎ、車通りの多い道路の路側帯を、器用に二足歩行する姿も見られた。

3月まで目撃されていた左手のないサルは、四足歩行で移動していた。

ところが先週、男性と並んで横断歩道を渡る姿が見られるなど、二足歩行に変化。同じ個体だとすれば、短期間で歩き方が変わったことになる。

一方で気になるのが、自動販売機の横で一休み。さらにちょっと歩いて一休みと、二足歩行した後にたびたび休憩をとる姿がみられる点。

目撃者:
なんか歩き疲れてたみたいで…。

二足歩行に変化したとすれば、サルの体にどのような負担があるのか。

――なぜ二足歩行に?

石巻専修大学 理工学部・辻 大和 教授:
左手の手首が化膿したりして、歩きにくかったというのはありえます。もし最近二足歩行に変わったのだとすると、慣れてないでしょうから、負担は大きいと思うんです。なので移動範囲は短くなって、目撃される頻度は増えるんじゃないですかね。
(「イット!」4月23日放送より)