赤磐市出身の落語家・春風亭昇吉さんが4月21日、岡山市の盲学校を訪れ出前授業を行いました。

(落語家 春風亭昇吉さん)
『(両足につけた)両方のヒモをピッピと引っ張ると九官鳥が「落ちるじゃねーか!バカ野郎」って怒ったんです』

落語で行う刀の抜き方やソバの食べ方など独特の所作を生徒たちに伝授します。そして…。

(生徒が実践し昇吉さんの掛け声)
「やー!やー、やー。敵が多いね」

出前授業は春風亭昇吉さんが企画したもので、盲学校で行うことを踏まえ、普段とは違う表現を心がけたと言います。

(落語家・春風亭昇吉さん)
「できるだけ言語化し、所作だけのところをできるだけ言葉にした。雰囲気で感じ取ってもらっていて、ソバを食べる様子など何となく伝わっている」

岡山盲学校によりますと、目の不自由な人は普段、外出が困難なため、劇場などで行われる演劇や演奏に触れる機会が少なく、こうした授業は生徒の良い刺激につながるということです。

(生徒は…)
「いっぱい楽しかった」
「また来てくれたらいいな」

昇吉さんは今後もこうした活動を続けたいとしています。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。