マダニとは遭遇しないのが一番だが、家族でキャンプなどに行くこともあるはず。その際に被害を防ぐポイントが「服装」だ。

「マダニは野生動物がいる場所ではどこでもいる可能性があるため、野外での活動では半ズボンを履かないなど、できるだけ露出を控えることが理想的です」

草むら、やぶが目立つ場所も避けよう(画像はイメージ)
草むら、やぶが目立つ場所も避けよう(画像はイメージ)

(1)できるだけ肌を露出しない服装をする(長袖、長ズボン、長めの靴下、登山靴などのしっかりした服装が基本)
(2)ズボンの上から、虫よけスプレーをかける(生地によっては服を傷めるため注意)

(3)草むら、やぶなどの“獣道”には入らない

これら3つを意識するといい。

明るい色の服を着ていこう

また、マダニがくっついたことが目視でわかるよう「服の柄選び」も重要とのこと。

服は明るい色がお勧め(画像はイメージ)
服は明るい色がお勧め(画像はイメージ)

「白やベージュなど、なるべく明るい単色の服を着ることをお勧めします。間違えてペンのインクが付いたときに分かるくらいの服であれば、マダニも見つけやすいです。こまめにチェックすることも大切です」

ただ注意しても、かまれてしまうことがあるかもしれない。西海さんいわく、そこで重要となるのは「早めの対処」だ。